KEBO RUSSIAN 91% レビュー③ 完結

RTA, 電子タバコ機器レビュー

結局2ヶ月以上悩んでしまったRussianですが やっと安定してこれは旨いと言える状態で吸えるようになってきました。 もういい加減試行錯誤も終わりということでまとめます。(アトマもdeltaIIやstormrider2.1や書きかけ評価中が溜まってきていますし^^;) まず現状の安定している環境ですが1.5Ω程度の抵抗値で2.5ミリ径のツイストにて落ち着きました。  

 美味しいアトマであると自信を持って言える状態になった訳ですがリキッドは選ぶのかもしれません。これまで悩み続けた不思議な植物的な香りですが、結論としてはリキッドの供給不足が起因していると。 不安定に供給される事でたまに供給が足りなくなり、薄っすらと焦げる。そこからコットン臭が強めに出てしまうという結論に至りました。

分解洗浄を繰り返し、コットンを数種類変えても若干の改善に留まり、ドローを重くして圧力によるリキッド供給を増やしても改善するタイミングとダメなタイミングがあり不安定、温度管理をしてみても傾向は変わらないと… そこで不本意ですがリキッドをPG50VG50に変更したところ劇的に改善しまして、ドロー全開でも適当にリキッドチャージをしても全く問題なく、これまでのじゃじゃ馬と感じていた印象が一掃されました。

GVCのVG100という硬いリキッドを常用するには供給が不安定になりがちな訳ですが、そもそもVG100はドリッパー運用が推奨な訳ですし、これまで試してきたサブタンク等最近のアトマイザーがむしろリキッド供給に許容値が大きかっただけでRussianに問題は無いなと理解しました。

一般的に手に入れやすいリキッドはそこまで硬いものは少ないため、普通の粘度限定で運用する前提を守らないといけない設計なのかなと思います。設計自体古いですし、だから安売りされている訳ですが、使い方を把握しないと思わぬ落とし穴もあると学びました。 ビルドも楽で扱い自体はさほど難しくないアトマですが、やはり上級者向けなのかなと思います。おかげで経験値が伸びましたが、初めから固すぎないリキッドを入れていたらココまで苦労は無かっと思います(+_+)    ツイッターで先輩方に助言頂いた事からの経験値としてはkayfun系はデッキ底部にコットンは触れる程度でいいという事。コレも長すぎる多すぎるでは供給不足の原因となります。コットンは敢えて供給の評価の高いクレドポーではなく、いつも使っているビューティーアップコットンで今は組んでいますが、結果全く問題ない供給です。    まとめとしては折角温度管理でも試行錯誤した経験は記しておきます。センターピンは二種類存在しているRussianですが、温度管理での低抵抗ビルドではバネ内蔵のピンは不向きでした。    
左が初期付属してきた内蔵バネで高さ調整をするピン。右は追加購入したネジ式のものです。   ネジ式はドライバーで締め上げ、バネ式は専用工具で締める仕組みですが、実はバネ式の方が固定しやすくズレにくくこちらを多用していました。 ところが温度管理で悩んだ際にツイッターにアップした画像からコイルの巻き数がおかしい?と指摘を頂き    なぜ四巻で0.15なのかおかしいと。Ni200ではなくカンタルじゃないのか?など様々ご指摘頂きましたが、ネジ式に切り替えたところ正常な8-9巻で0.15となり、ここから判明したのバネ式の内蔵バネに微量におそらく0.08Ω程度に抵抗が生まれており巻き数が半分になったと。 つまり温度管理を行う場合はバネ式は不向きという推論が成り立ちました。何度ビルドしても…   ネジ式は0.16付近   バネ式は0.24付近と同じコイルで差が出ます。 1Ω以上の抵抗値を目指す場合では誤差ですが温度管理を目指す低抵抗では大きく誤差となります。Russianで温度管理をされる方はセンターピンの構造は注意が必要です。 さて使い勝手以外の大問題の味ですが、噂にたがわぬ濃さです。そもそもコットンの薄っすらと焦げた匂いを敏感に感じ取れる事から悩みが始まった訳で、味自体は定評のある再現性に疑いの余地はありません。 この大きな要因としては、シングルコイルで無理のない抵抗値での運用、細いチムニーで圧縮されたミストになる事と、最大の要因はドリップチップの穴が極小な事と思います。 濃縮したミストが舌にコッテリと乗るようなミストで楽しめるRussianですが一般的に美味しいと評判のドリップチップよりさらに細い設計となっています。試しにFOGGERに刺しても同じく舌にコッテリと乗る感じになりました。そのためこの極小の穴のドリップチップが最大の要因と感じています。    
美味しいと話題のOSK_DTですが穴のサイズは3ミリより少し大きい程度。  
かたやRussianはさらに半分近い細さで2ミリ以下です。  
逆側でもこの細さ。4ミリ程度。爆煙傾向のアトマでは向かない設計と思いますが、ゆったりと濃いめのミストを味わえる性能の大半はこの穴の径に起因していると思います。 多数出回ってるクローンの評判がばらついてるRussianですが、この穴の径を守っているなと写真から判断出来るクローンは少なく、ここまで再現したかどうかで大きく差が出ているのでは?と思います。
ただしこのドリップチップが万能かというと…恐らく爆煙傾向のアトマに指しても排出不足で結露が激しいと思いますし、本体の性能とのバランスでこの細さなのだと思います。

■まとめ
相当悩ませてもらいましたが、そもそも粘度の硬すぎない一般的なリキッドを使っていたらこの苦労は無かった事と思いますので、苦労したマイナス印象は一旦取り除いて評価します。
VG100のように硬いリキッドを使われる方にはオススメできませんが、一般的なリキッドの粘度では全く問題なく運用できます。
味は濃くミストが舌に濃く乗る感じで非常に濃く味が表現されます。ビルドによっても差は出ますがミスト量もツイストでの使用においては全く問題なく、
細いドリップチップや小さいドローホールから若干ドローは重めですがさほど気になる重さでもなく問題なく肺喫煙できます。
50$での販売サイトがいくつかある現状ではお買い得に楽しめる楽しいアトマイザーと思いますが、リキッドの粘度の件、センターピンの構造などから素の状態で万能とは言えず
上級者向けであることにはかわりはありません。
kayfun系であることからベルキャップ等、多々あるオプションパーツを使うための安いベースとしてはお手頃ですし
色々と遊べるアトマイザーと思います。ただし設計は古いですし、リキッド供給にしても新しいものは調整機構が入るなどありますから
コレを買えば間違いない!というアトマでは…今となっては無いんだろうなというのも理解出来ました。
もっと快適で美味しいアトマは多々紹介されておりますが、遊ぶためのベースとして、一度試してみたかったからこの機会に、という理由での購入はアリだなと思います。
何も考えずに使えるRTAとしてはサブタンク系で良いでしょうし、今となっては立ち位置が微妙ですがこの値段なら買ってみるのもいいんじゃないでしょうか?

■機能★★★★☆   リキッド供給に何かしかのコントロールがあるとなお良い。
■煙量★★★★☆  煙量を出すためのものではないが、満足できない少なさでもなく、ちょうどいいです。
■風味★★★★★  ちょっとした焦げすらも感知できる表現力と風味の濃さは素晴らしいです。
■価格★★★★☆  50$で買える今はコストパフォーマンスは高く感じます。ただし定価で買うほどではない。
■総合★★★★☆  個人的には5つ星レベルで気に入っていますが、やはり万人向けとは言えないのと設計の古さは感じますので一つ減らしておきます。

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Posted by mentholic