Yiloong Fogger v5 レビュー
promistさんのセールにて購入。気になっていたFoggerですが恐らくサブタンクを使用した後だと感動は薄いかもとの評価にめげずにセットアップしてみます。サブタンクのRTAはオプションとすると、本来のRTA初体験です。
形が好きでずっと購入検討中でしたので開封しまず満足♪ ステンレスの保護部分もありつつガラスで残量も見やすく機能的。 ロゴのフォントがいい感じ♪
シリカウィックやカンタル、予備のパッキンは付きますがガラスの予備はナシ。 室内用または運転のお供にと用途は決定。 割るとパーツの入手に困るものは割れるシチュエーションでは怖い。
予備パーツの中に見慣れない金属パーツが?
キーホルダー?
ではなくドライバー コレは持ち歩き用ケースに忍ばせておくと便利ですね。
という訳で分解して洗浄します 初期付属でセットアップされているわけでも無いので気にせず洗剤でザブザブと… ちなみにドライバー付属の理由はタンク上部のリキッドチャージの穴にたどり着くにはパッキンを外さなくてはいけないので持ち歩き必須なのだなと把握。
乾いたので組み上げていきます パーツの点数はさほど多くないので特に気になる点もなく簡単に組みあがります。
残り少ないプリメイドコイルの消費… これ1.2Ωですがテスターでつまんで測ると1.6あたり。まー0.6から0.9あたりで組めるのだろうと気にせず使います。
こんな感じに コイルが大きくかなりギリギリな仕上がりに…0.8で組みあがりました 袋に入れ間違えてやはり1.6だったかな? コイルの大きさとデッキの狭さに若干苦労しつつホットスポット除去(通電して焼いて、ピンセットで整えるのみ)と微調整(均等に過熱するようにピンセットで位置調整)をして…
コットンを 少なめで良いとの事でこれぐらいで試す。次の工程でコットンに形を付けたいので、この時点でリキッドでコットンを濡らしておきます。 四つ空いた穴からコットンが出るようにピンセットで摘んだり形を調達しながらチャンバーのサイドパーツを付けます 恐らく穴から出すにはコットンが圧縮して潰れるためコットンが多いと目詰まりするのかなと理解。
若干はみ出たコットンを切断してとりあえず終了。蓋を閉めていきます。
リキッドチャージは大きい方の穴から入れてパッキンで塞ぐ構造ですが、 目薬ボトルでは… 穴まで届きません… が なんとかポタポタ垂らしながら添わせて注入完了。4倍希釈のGVCです 念のため供給不足を避けるため希釈にはPGを半分近く使用。
いい感じです♪ BT50にて試飲開始。
分かりづらいですがこれでエアフロー全開 それなりにスカスカはしますが サブタンクよりちょい重めかなぁ とはいえ爆煙でもなく手軽に美味しく吸うタンクのようなのでこれでいいのかも
これで全閉 いえコレは … 全開を閉じてると判断して回してみたら閉じたという… microGDCに近いぐらいでしょうか? 人によっては改造でドローを軽くしたくなるかもしれません。 無改造派なのでコレはコレとして楽しみます。 気になるほど重い訳では無いです。 基本的には全開の方が好みだったので再度開いて固定。
では吸って行きますが とりあえず供給不足を危惧して低めから。 本体で10Wと設定するが15Wなのは電圧が3.5Vなため。これ以上は落ちません。 味は結構クリアに出ていますが 煙量はさほど多く無く ちょっと物足りない感じ。 焦げる感じは全く無いので出力を上げていきます。
20W付近 ここでアプリにコイル温度が出ている事を発見。 ちゃんとアップデートしたら確認しないとダメですね。 予測値でしょうが焦げない吸い方の参考になります。 かなり煙の温度も増しいい感じに。
25W付近 恐らく個人的には美味しいのはココかなぁ? 煙はかなりあったかい 甘いリキッドはこれぐらいが美味しいと… 思うのですが そうすると電圧は4.5Vオーバー… ということはメカニカルMODでは無理なので メカニカルは向いてないのかもなと好みを再確認。
このあたりではサブタンクと遜色なく美味しいのですが、 煙量は少なめ 抵抗値の違いもあるため 恐らく下げればまだ煙は出せると思いますが、 リキッドの燃費を考えるとこのあたりでいいのかなと。
デュアルコイル用のデッキですが シングルでも組めるという事で セットアップはまたおいおい考えていきます。
恐らくサブタンクからRTAに入った自分のような時期に始めた人には、感動は少ないタンクとなると思います。ただしセール価格で考えるとコストパフォーマンスの高い美味しいタンクですね。海外価格では20$近い場合がありますから評判通りお得に手軽に楽しめるRTAなのかなと感じます。
サブタンクミニの50$代と比較すると圧倒的にコストパフォーマンスが良さそう。あちらはシングルデッキ。こちらはデュアルデッキですし。サブタンクミニも価格がこなれたら購入予定ではありますが…似たようなものだろうなと予想が…つくと物欲スイッチが入りません…
充分美味しく楽しめているのでサブタンクを持ち歩くには大きいかなと感じる際はコレを持ち歩く事になりそうです。 物欲はかなり抑えられました。
今後気になるのは…高額なRTAですが…kayfunはコレより劇的に美味い訳では無いとの評価を聞くあたりRTAとしての味の評価は恐らくこのぐらいでABCのAなのかなと? もちろん高額商品にA+は存在するのですがコストパフォーマンスや扱いの手間を考えると、気軽にリキッドを美味しく吸うためにはこのあたりでいいんだろうなと理解。パーツが増えると洗浄から手間ですし、確かにアフターケアと言うかパーツでの入手性は高額商品については楽ですが… 壊れたらまた買い直そうと思える商品での運用で今の所いいかなと思っています。
この価格帯(3000円代)では抜群に美味しいと思いまして…もう一台買っておけは良かったかなーと… 思いつつもまたそのうちもっと良いものが次々出てくる世界だけに難しいですね(^^;;
■まとめ
コストパフォーマンスの高い入門用RTA タンク上からのリキッドチャージは便利。味は入門用価格にしては美味しい? ただしセールではない通常価格で買うかと言われればサブタンクを選ぶかなと。 v6でエアフローも改善されたようですので通常価格ならそちらを。 今からコレを買うなら20$あたりの海外店かなぁ?ただしクローンが怖いですが… サブタンクを使いこれも試した上で感じることは、下手くそが適当にセットアップしたRDAとRTAは味に遜色がないなと。 リキッドに寄るでしょうし、GVCのような濃いものを使っているから微妙な差がわからないのもあるとは思いますが GVCでの運用に限っては差がほとんどなく、ならタンクでの運用のほうが便利だなと感じています。 とはいえRDAは落としても割れませんから持ち歩き用としての破損リスクからどう使っていこうか検討していますが、これだけステンレスで覆われていれば比較的安全かなと安心して使えるデザインです。 このあとさらにステンレス覆い尽くされているjoyeのデルタIIが届きますので、また後日RTAモードでサブタンク含め三者の比較をしてみます。 まずは書きかけのアトマイザー比較記事もなんとかしないと…
■機能★★★★☆ (味も組み立て安さも良い出来ですがエアフローの調整幅の少なさで一つ減点) ■煙量★★★★☆ (問題なく出ますがそこを狙って使うものでも無いような気がします。) ■風味★★★★★ (甘いリキッドでしか試していませんが温かい美味しいミストで楽しめます。) ■価格★★★★★ (3000円台ならお買い得過ぎます。6000円台だと・・・ちょっと迷うかも。) ■総合★★★★☆ (パーツ入手の難易度から満点はありませんがコスパの高い美味しいタンクです。)